白鳥庭園俳句公募は終了しました。
全国より多数の応募、ありがとうございました。

公募していただいた俳句は俳人3名(中山奈々 、黒岩徳将、若林哲哉)による選句を行い、

3月28日の句界庭園内にて優秀句を発表、選評します。

どなたさまもご覧いただけます。白鳥庭園へ是非お越しください。

選者プロフィールと作品

中山奈々

1986年、大阪生まれ。「百鳥」同人。
2003年、俳句甲子園をきっかけに俳句を始める。
2019年、第三回 円錐新鋭作品賞 特別賞

天気と時間が読めず、人生の半分は雨に濡れているか、遅刻している。

「早稲田大学」増刊女性号(筑摩書房、2017)
『天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック』(左右社、2017)に参加。

茄子きうり実家の住所忘れけり
夏痩せのきみが生理を心配す

霜を舐め尽くせと犬を放ちをり

夢に出て来るほど冬帽子が似合ふ

ああ春はまだ暗がりに置くピアノ

黒岩徳将
1990年、神戸市出身、東京在住。「いつき組」所属、「街」同人。

現代俳句協会青年部副部長。

2013年、第五・六回石田波郷新人賞奨励賞。
2018年、第九回北斗賞佳作。
2019年、第30回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞<一般の部A(40歳未満)大賞>

龍天に登る蒸籠の隙間より

「ブラジャー買おかな」「ほんまに買えよ」かにキムチ

もろこしを動く歩道で頂きぬ

改札は有馬記念の足の音
水仙や電車が見えて小走りに

若林哲哉

1998年生まれ。俳句結社『南風』所属、俳句雑誌『奎』同人。
「金沢大学俳句会」代表、『WHAT』編集部。

2019年、第二回全国大学生俳句選手権大会グランプリ。

    第九回百年俳句賞最優秀賞。

    句集『掬ふ』(2020年マルコボ.コムより)

くちぶえの吸ふときも鳴る花曇

はつ夏や紅茶に変はる水と粉

うすく影秋風鈴のあさがほに

黄落や波紋のやうに石畳

旧道を来て冬蝶の国にゐる